2010年5月31日月曜日

父のそれから①肝臓の役割とは何か

父の入院をお知らせしてから、もう少しで4ヶ月を迎えようとしています。
これまで、何とか過してきましたが、どうやらその覚悟をしないといけない時期が来たようです。

父が「肝硬変」だったことはお伝えしたかと思います。
「肝臓」は臓器の中でも非常に症状が出難い臓器で、症状が現れたときには末期になっていることが多いようです。お医者さんの間では「沈黙の臓器」といわれているようです。
あれから、肝硬変や肝臓がんについていろいろ読んでみました。
今の父の状況は、その全てが当てはまる、末期の症状といえます。
これから暫く、父の状況と、肝硬変いついて記憶をたどりに、残しておきたいと考え、書き残していきます。
重い話になるかと考えますが、正直に記していきたいと考えます。

最初は「肝臓」がどんなものか解ってほしいと思います。
皆さんが知っている「肝臓」とはなんでしょう?
そうです!
「レバー」ですね。新鮮なレバーにごま油をかけて、博多ねぎと一緒に食べると最高です。
「フォアグラ」もガチョウのレバーですね。こちらはあまり食したことが無いので、味については「おいしくない」としか書けない(笑い
ただ解るように、その様子からして、「肉」というような状態でないのは、肝細胞という特殊な細胞だからです。見た目は茶褐色をしています。
うん、食べたくなくなった?・・書いてる私もそうです(笑い
フォアグラはワザと肥大化させていますが、人の体の中の肝臓も、人間の身体の中で最も大きな臓器で、一般成人で約1.2キロ~1.5キロほどの重さがあります。
肝臓は、胃や腸のように筒型にはなっておらず、肝細胞が中にびっしり詰まっている状態です。
肝細胞の数は、実に2500億個以上あると言われています。
肝臓の働きは、大きく5つに分けられ、人間の身体にとって無くてはならない重要な役割を担っています。

1.エネルギーの貯蔵
食べたものなどから吸収した栄養分を、グリコーゲンという糖分に変えて、貯蔵します。

2.血液の貯蔵
肝臓内には全身の10分の1の血液が蓄えられていて、必要に応じて血管に戻されます。

3.解毒
アルコールや薬物などを身体に無害な物質に変えたり、細菌を殺したりして身体を守る働きがあります。また、腸で作られる有害なアンモニアやその他の有毒物質を解毒する働きもあります。

4.胆汁の分泌
胆汁とは食事中の脂肪の吸収を助ける消化液です。古くなった赤血球やコレステロールから胆汁を生成し、胆管に分泌します。

5.物質の合成
たんぱく質、脂肪分、ホルモン、ビタミン、など身体に必要な物質をたくさん合成しています。また、フィブリノーゲンなどの血を固める作用のある物質も生成しているので、肝臓が悪くなると血液が固まりにくくなります。

この様に「肝臓」は目立たないけど(胃薬とか腸だとか薬が有るけど、肝臓薬ってないでしょ)大事な仕事をしてるんですよ。
この機能の事は覚えておいてください。
肝臓が悪くなっていることに気づきやすくなります。

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